マレーシア就労ビザ制度改正アップデート

2026年6月1日より改定ポリシー(給与要件の改定など)は予定通り施行されますが、サクセッションプラン(承継計画)要件は2027年1月1日へ延期されることがESD(Expatriate Services Division)より発表されました。

2026年6月1日より改定ポリシー(給与要件の改定など)は予定通り施行されますが、サクセッションプラン(承継計画)要件は2027年1月1日へ延期されることがESD(Expatriate Services Division)より発表されました。

MDECより新しい就労ビザ制度に関するFAQが公表されました。

運用面で重要な論点、特に雇用期間・更新・実務シナリオが明確化されています。

企業対応の観点から重要なポイントは下記のとおりです。

  • 雇用期間は「会社単位」で管理
    • 上限期間は個人ではなく雇用企業単位でカウント
    • 転職(雇用主変更)によりカウントはリセット
  • EPカテゴリー変更で期間はリセット
    • カテゴリー変更時は新たにカウント開始
    • ただし同一カテゴリー内の職種変更ではリセットされない
  • 最大期間=自動付与ではない
    • 例:最大5年でも、実際の許可は1〜2年単位
    • 更新は都度審査ベース
  • 同一カテゴリーでの更新には実質的な上限あり
    • 最大期間到達後は、同カテゴリーでの延長は原則不可
    • 早期の人材ローカライズ計画が重要
  • ビザ再構成時の留意点
    • カテゴリー変更には既存パスの取消+再申請が必要
    • 許可取得前の就労継続は不可
  • 実務シナリオの明確化
    • カテゴリー変更時も出国は必須ではない(有効な在留資格が前提)
    • 給与要件未達の場合、カテゴリー変更を伴う再申請が必要となる可能性

企業としては、以下の管理がより重要になります:

  • 駐在員ごとの残存可能期間の把握
  • 給与水準の見直し(カテゴリー戦略)
  • ローカライズのタイミング設計